AgileJapan2010レポート(4/4)


前回に引き続き、『かんばん』について。
演習の会場はすでにいっぱいだったのですが、なんとか最初のアランさんの説明だけは聞けました。

かんばんと言うと『ToDo』『Do』『Done』の各領域にタスクを入れてタスクの現状を見える化するイメージがあったのですが、大規模開発に適用する場合は工程を並べてタスクの現状を流していくようなイメージだそうです。
待ちが大きい(タスクがいっぱいある工程)を探し原因を解決していく。場合によっては工程自体変えてもよいのだ。

という話しをされていました。

15分ぐらいの話しでしたがこれだけでも価値のある内容でした。

その後はPF(プロジェクトファシリテーション)の演習の会場へ。

やってみよう的な場なので詳しく書いても意味がないのですが、これは大事だと思った事が一つあります。
それは『時間を区切る事』です。
時間内でする事。

これはScrumのイテレーションでもLeanの話しでも出てきました。
大事なのはその目的。『時間内で全力でやる』と言う事。
Agileは楽して築けるものではないんだと思いました。

最後に参加した演習は『AgileUX』。UXはユーザーエクスペリエンス。見た目と振る舞いをまとめて扱う領域らしいです。
私は兼ねてからこの範疇に興味がありました。
それは、要件や設計、もちろん実装やテストなど一通りプラクティスがあるのにUIだけはこれだというのを聞いた事がなかったからです。

最近アジャイルUXという言葉がgoogleで引っかかり始めて興味深く参加してみました。

内容はユーザーへのインタビューのテクニックを習得すると言うもの。
プロとタイプや紙芝居などは聞いた事があったけどなぜインタビュー?と思ってしまいました。

しかし理由は納得。ユーザーがどのように使うかを聞く事ができなければ、プロトタイプも紙芝居もできない!と言う事です。

恐らくどのように使うかと言う点について、ユーザー自身も言葉として書くのは難しいのだろうと思います。
RFPにも書いていない事はインタビューで引き出すしかないと言う事です。

ここで大事なのはユーザーの要望を聞くのではないと言う事。直接要望を聞いてもそれは体験の自分流の分析でしかないと言う事とユーザー自身結果まで予測して要望をしているわけではないからです。

ポイントはユーザーに弟子入りする事。この場合のユーザーはもちろん直接使う人。
ユーザーの利用の現場で聞く事。まさに三現主義ですな。
そして具体的な体験談を聞く事。役割・立場から使用する頻度や理由などを踏まえて聞く事。

まさにユーザーがどのように使うのかを見える化すると言う事ですね。

以上2日間参加して来ましたが、通して感じた事は『Agileで大事なのは見える化と時間そして動く』と言う事です。
決して楽する事ではないのです。むしろウォーターフォールの方が考えずにできる分楽だと思いました。
でもAgileの先にあるものは努力がきちんと報われるものである事は間違いなさそうです。

それはライフワークバランスであったり、顧客の成功であったり、開発者の達成感であったり・・・
充実の2日間をありがとうござました。

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